幸助:兄貴、登記簿謄本の権利部(甲区)と権利部(乙区)にある順位番号とは、なんだにゃ~。

福助:登記簿謄本の権利部(甲区)の順位番号は所有権の変動(所有者の変遷等)を表しているんだにゃ~。

「1」から順に所有者がいつ、どういう理由で、移っていったかを表しているんだにゃ~。

幸助:権利部(乙区)も所有権以外の権利の変遷を表しているんだかにゃ~?

福助:「1」から順に、所有権以外の権利が設定されたことを表すんだが、この順位は債権の回収等に

大きな影響を及ぼすんだにゃ~。

例えば、債務者(借主)がA、B、Cから、お金を借り、ある不動産に順位番号「1」にてAの抵当権2000万円

(債権額(借入金)も同額)、順位番号「2」にBの抵当権2000万円(債権額も同額)、順位番号「3」に

Cの抵当権2000万円(債権額も同額)設定され、合計6000万円の抵当権(債権額6000万円)があり、

当該不動産が競売にかけられ、5000万円で落札されたとするだにゃ~。

そうした場合、受ける配当は、順位番号「1」のAには、2000万円、「2」のBにも2000万円、「3」のCは、

1000万円しか、受けられないんだにゃ~。

 順位番号の小さい順に優先的に配当を受けていくだにゃ~。
 だから、不動産を購入するときは、抵当権等の担保物権が設定されていないか、良~く確認
 しないと、不動産を買った後、競売にかけられ、所有権を失うことになるだにゃ~。

幸助:だから、登記簿謄本は、取引の安全と取引がスムーズにいくように、あるんだにゃ~。